
前回までのあらすじ
レイナはいつまで経っても結婚の話を出してくれない圭吾と距離を置く

\ 私の友達もココで出会ってました✨/
目次
第6話「何も言わずに」
scene1
最初は
電波が悪いだけだと思った。
次は
忙しいだけだと考えた。
メッセージを送っても、
既読はつかない。
それでも、
どこかで
「そのうち返ってくる」
と思っていた。
でも、
それだけじゃ足りなくなった。
我慢できずに
電話をかけた。
呼び出し音は
鳴らなかった。
「ツーツーツー」
それだけ。
もう一度かけて、
同じ音を聞いた。
三度目でやめた。
十分すぎるほど分かった。
着信拒否されたんだ。

scene2
俺はレイナに着信拒否された。
なんで突然
ここまで、はっきり線を引くんだ。
俺は、
認めたくなかった。
数日後、
共通の知り合いの
バーのマスターから聞いた。
「レイナ、
結婚するらしいよ」
一瞬、
意味が分からなかった。
「もう
この街出るって」
その一言で
全部が現実になった。
何も言わずに
いなくなったんじゃない。
俺に、
話す必要がないところまで
離れていっただけだ。
考えては、いた。
指輪も見に行った。
でも、
それを言葉にする前に、
レイナは俺から離れた。
俺が
「いつか」を
温めている間に。
スマホを耳から離して
画面を見つめる。
もう一度かけても、
同じ音が返ってくるだけだと
分かっていた。
麻薬みたいだった時間は、
その音ひとつで
完全に切れた。
残ったのは
何も言えなかった自分と、
もう聞いてもらえない現実だけだった。

あとがき
あんず第6話をご覧いただきありがとうございます!
放置されたら
女は急速に気持ちが冷めるもの
女を甘く見たね、圭吾さん
あんずと圭吾さんの出会い




34歳「婚活始めます」第10話
前回のあらすじ 今回のパーティーではお医者さんが3人参加。勝ち組のはずなのに、自信がなさそうな姿にあんずはモヤモヤ… 第10話「起業家との出会い」 アラフォーこそこ…
\ よく当たる性格分析がポイント?/











コメント