彼の心にまだ元カノがいます〜圭吾side〜 第1話

\ 私の友達もココで出会ってました✨/

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第1話「あいつに出会った夜」

scene 1

友人に誘われて、
パーティーに顔を出した。

知り合いが集まるらしいから、
暇つぶしのつもりで参加した。

会場は思ったより落ち着いていて、
音楽も静かだった。
こういう場所は、嫌いじゃない。

グラスを手にして、
適当に挨拶を済ませる。

そのとき、
視線を感じた。

見ると、
少し離れたところで
女がこちらを見ていた。

派手じゃない。
でも、やけに目立つ。

目が合うと、
あいつは軽く笑った。

近づいてきて、
何の前置きもなく言う。

「社長さん?」

驚いていると、
続けて言った。

「さっき紹介、聞こえた」

詮索する感じでも、
遠慮する感じでもない。

「あ、圭吾です」

そう名乗ると、
あいつは一瞬だけ頷き、囁いた。

「レイナ」

そして、
続けてこう聞いてきた。

「圭吾って呼んでもいい?」

scene 2

名刺も出さないし、
仕事の話を広げる気もなさそうだった。

立ったまま、
他愛ない話をする。

どこに住んでいるか、
最近何をしているか。
深くも浅くもない会話。

レイナは、
俺に合わせない。

話を盛らないし、
気を遣ってもいない。

「こういう場、慣れてそうだね」

そう言うと、
レイナは肩をすくめた。

「慣れてないよ。
ただ、無理しないだけ」

その言い方が、
なぜか引っかかった。

俺が何か言う前に、
レイナは続ける。

「圭吾は、
無理してる側でしょ」

図星だった。

レイナは、
ゆっくりとグラスを持ち上げていた。

指先が、
やけに綺麗だった。

上品なドレスだ。
でも、
身体のラインを隠そうともしていない。

無防備じゃないのに、
隙がある。

そのバランスが、
一瞬で分かった。

目が合った。

笑ったわけじゃない。
誘うような顔でもない。

ただ、
「見てたでしょ?」
とでも言うような目だった。

喉が、
わずかに渇く。
理由は分からない。

でも、
目を逸らせなかった。

scene 3

近づいてきたあいつは、
ほんの少し距離を詰めて立った。

近いのに、
触れない。

その距離が、
やけに色っぽかった。

「緊張してる?」

低い声だった。
落ち着いていて、
余裕がある。

俺は、
自分が緊張していることに
そのとき初めて気づいた。

「…いや」

反射的にそう答えると、
あいつは小さく笑った。

勝ち誇る感じじゃない。
確信しているだけ。

この人は、
自分がどう見られているかを
ちゃんと知っている。

そして、
それを使おうとも、
隠そうともしていない。

その事実が、
一番、色っぽかった。

気づいたら、
俺はもう
この女のペースに
足を踏み入れていた。

あとがき

あんず

第1話をご覧いただきありがとうございます!

私はレイナさんに直接会ったことないですが、
圭吾さんの話を聞いてて
こんな感じかなと思いました

要するに妄想レイナです
でも多分、大方当たってんじゃないかな
明らかにモテそうな女でした、話を聞いてるとね

羨ましい!くそ!!

\ よく当たる性格分析がポイント?/

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