彼の心にまだ元カノがいます〜圭吾side〜 第3話

前回のあらすじ

圭吾はレイナとホテルで一晩を過ごし、レイナに夢中になってしまう。

\ 私の友達もココで出会ってました✨/

目次

第3話「スマホより私でしょ」

scene1

レイナは、
普段はそっけない。

連絡も必要最低限。
会っていない時間は、
こちらを気にしている様子もない。

それなのに、
二人きりになると違った。

ソファに並んで座って、
何気ない話をしていたときだ。

通知が鳴って、
俺は反射的にスマホを手に取った。

その瞬間。

「それ、今じゃなくない?」

そう言って、
レイナがすっと手を伸ばした。

何が起きたのか分からないまま、
スマホはもう、
レイナの手の中だった。

「ちょ、返して」

軽く言ったつもりだった。
でもレイナは、
悪びれる様子もなく画面を伏せる。

「だめ」

短く、はっきり。

「今、私と話してたでしょ」

怒っているわけじゃない。
声も穏やかだし、笑ってる。

「これは後で見て」

そう言って、
スマホをテーブルの奥に置いた。

俺の膝にレイナが乗っているから
手が届かない。

「残念、見れないね♡」冗談みたいに言って、
レイナは小さく笑った。

scene2

「どうせ
仕事の連絡なんでしょ?」

そう言って、
俺にもたれかかる。

近い。
さっきまでの距離が、
嘘みたいだ。

「でも、
今は私の時間」

甘えるようで、
命令みたいでもある言い方。

不思議と、
嫌じゃなかった。

でもスマホも気になる。
多分、仕事の連絡だよな…。

スマホがないだけで、
こんなにも落ち着かなくなる自分に
気づいてしまった。

「ほら」

レイナが、
俺の手を軽く引く。

「ベッド、行こ」

視線を合わせると、
満足そうに微笑んでこう言った。

「今はレイナのことだけ考えてよ」

外では塩対応。
二人きりだと、
距離を奪ってくる。

甘いのに、
主導権は渡さない。

この人は、
俺を追いかけさせない。

追いかける前に、
捕まえてしまう。

そのやり方が、
あまりにも自然で、
抗えなかった。

気づいたら、
スマホのことなんて
どうでもよくなっていた。この時間を、
手放したくないと思ってしまった。

あとがき

あんず

第3話をご覧いただきありがとうございます!

小悪魔レイナ、私は好きだぞ!
あんたのせいで私は振られるけどな!

\ よく当たる性格分析がポイント?/

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